海岸など、水辺に散乱するゴミは、単に景観を損ねるだけではありません。現在、これらのゴミの大半はプラスチック系のもので占められるようになっています。プラスチックは簡単には分解しません。長い時間をかけて漂流するうちに細かく砕け、海洋汚染や生態系に悪影響を及ぼす重大な地球(海洋)環境問題となっています。きれいな海を守るために、海辺に落ちている漂流ごみやポイ捨てごみを拾う取り組み「クリーンアップ活動」を通じて海や砂浜をきれいにすることは海洋の生態系を守ることにも繋がります。年に一度ですが、地域の人たちや行政の協力を受けながら海岸を清掃したり、子どもたちと一緒に環境問題やSDGsを学んだり…。私たち一人ひとりができることを考え、小さくても継続して行動することの大切さを伝えていければ良いと考えます。
大阪協会 環境部長 沢田 孝治
環境に関する活動と言っても、ものすごく広く大きな問題ですが、我々兵庫協会の活動として海浜を守りたい、綺麗にしたい願いから、年間2回程度のクリーンアップ活動を予定しております。海浜を愛する者は、第一に環境を守る活動を小さくても継続して実行することが大切であることを強く感じております。
兵庫協会 環境部長 糀谷 英明
徳島協会では「汚すまい! 明日もみんなが 来る釣り場」をスローガンとして、釣り場を汚さず、釣り場において全ての釣り人の模範となるよう、会員に対する「クリーンアップ活動」の意識づけに取組んでいます。徳島は、海と河川に恵まれ、四季を通じて様々な釣りが楽しめる素晴らしいところです。私は県南を中心に、キスをメインに仲間と一緒に投げ釣りを楽しんでいます。遠くから望む海岸線は非常に美しく、その景観にうっとりするほどです。ところが、一歩踏み入ると現実に戻ります。捨てられたペットボトルに空き缶、ビニール袋にプラ容器等々が目につきます。その量は年々減少しているとはいえ絶えることはないと思います。正直に言って、毎回の釣行でそれらを始末することはできていませんが、せめて釣座付近だけでもと、携行しているゴミ袋に収めています。「クリーンアップ活動」を実践することは、その瞬間にだけでも出会わせた人々にその精神を伝達することができ、継続することにより、その想いが広がり、少しでも「真の美しい海岸」に繋がると信じています。
徳島協会 環境部長 坂東孝昭
ここ近年の地球温暖化による異常気象やプラスチックゴミなど環境問題は簡単なことではありません。釣行の際は自身の出したゴミはもちろん周囲のゴミも持ち帰るようにしています。また、高知協会では毎年9月に開催する秋季大会の後に仁淀川新居海岸の清掃をおこなっていますが協会員の減少もあり、十分な活動とまでは言えませんが、ゴミ問題に関する意識を強く持ち、釣り場環境を良くするため、頑張ります。
高知協会 環境部長 中屋 博詞
今年度より環境部を担当させて頂くことになりました。 環境問題は、今や世界レベルでの取り組みで、学校、企業や任意団体での活動が当たり前のようになってきています。愛媛協会では釣り場清掃はもちろん、海底清掃、稚魚の放流、などもお手伝いしていますが、会員の高齢化と会員減少で、少しずつ参加人数が減ってきているような気がします。今後は、行政や企業や田団体などと連携し、清掃活動の場所選定、活動のやり方を考え、取り組みたいと思います。不慣れですが、一生懸命頑張りますので、宜しくお願いいたします。
愛媛協会 環境部長 渡部裕司
2025年度は、予定通り初釣り大会審査終了後開催しました。会員減少もあり参加者は年々少なくなっています。参加者、参加者、参加クラブとも、昨年より11名増、2クラブ増えたところは良かったと思います。ゴミは年々少なくなってきていますが、テトラポットの中のゴミは多く、危険ですので手は付けれません。漂流ゴミに課題ありです。今後は、全クラブ参加できるよう努力していきたいと思います。
香川協会では、毎年開催するキス数釣り大会に併せて、開催地の海浜清掃活動を行っています。近年は会員数の減少などにより、活動も低調になったと感じています。今後は活動方法の改善も視野に、より多くの方に参加していただけるようにしたいと思っています。また、会員さんが環境活動に関心を持つように、本部発信の『環境NEWS』の活用ができればと、考えています。
香川協会 環境部長 安藤芳則
昨今、海洋環境において海に漂う”見えないゴミ”(プラスチック微粒子)マイクロプラスティック汚染が世界的にも大きな問題としてクローズアップされています。 岡山協会では、毎年連盟クリーンアップ作戦の一環として釣り場の清掃美化に取り組んできましたが、近年では会員の皆様のご協力により年々成果が上がり、釣り人のモラル向上と共に、釣り場のゴミも以前と比較すると減少している様に思われます。今後も「釣り場は来た時よりも美しく」をスローガンに、釣り場の環境美化運動を継続して行きたいと思います。そして、クリーンアップ作戦を通じて一人でも多くの釣り人に、環境問題について関心を持って戴ければ幸いです。
岡山協会 環境部長 貝原常康
備後協会では日頃から自然環境へのかかわりを意識し、気持ちよく魚釣りが出来るように海辺のごみの回収に努めています。いま、コロナ過のなかで出来なくなりましたが近隣に住まわれている方とのコミニケションをとり親睦がはかれるように勧めています。クリーンアップ活動は春の協会大会に合わせ空き缶や仕掛けなどの残留物の回収を実施しております。
備後協会 環境部長 三瀬 芳則
広島協会では、毎年キス数釣り大会に合わせて釣り場の清掃活動を行っております。釣り場等で出たゴミは、それぞれ個人が持ち帰ることが基本だと思いますが、なかなか徹底できてないのが現状の様で、海岸にはゴミが打ち上げられ、港湾施設周辺では余もすればごみの山が出来ております。心無い人はごく一部の人々だとは思いますが、我々サーフ会員は、すべての釣り人が楽しく釣りをさせてもらうためにはゴミは一つでも減らさなければならないとの思いで、数少ない機会では有りますが、参加者全員で釣り場清掃を行っております。そして、このゴミ問題解決の基本は、やはり個人のごみ持ち帰りだとの観点から、釣りを終えたときの後片づけには周辺のゴミ拾いを入れる様働きかけていこうと思いますので、ご協力をお願いします。
広島協会 環境部長 勝浦荘吾
クリーンアップ開催案内書を作成し、協会理事会にて報告配布し、各クラブに環境部を設け参加意識・参加率・啓発向上に取り込みます。方策として、クリーンアップ開催は参加率を上げる為に協会釣り大会と同時開催とします。今後、春の協会カレイ・アイナメ釣り大会と秋の協会落ちキス釣り大会開催時には、全参加者で釣り場周辺のゴミ回収と審査会場周辺での分別回収を予定しています。山口協会ではクリーンアップ計画を春と秋、過去年2回開催実施しており今後も継続して、協会行事と位置づけて環境保護活動に取り込んでいきます。
山口協会長 矢野 健司
個人的に北九州市門司区西海岸の清掃活動をおこなっています。近年、環境問題取り組みなどの啓蒙意識は活発になっていますが、釣り場のゴミは減りません。自分の出したゴミは当然ですが、他人のゴミを一つでも持ち帰ることを会員さんには推奨していますが、まだまだです。機会あるごとに清掃および啓蒙活動を実施してまいります。
北九州協会 環境部長 中島康彦
この度、愛知協会の環境部の役を仰せつかりました。 自然を相手にする釣り愛好者にとっては、ゴミやマナーに関するルール違反が原因で、釣り場の減少や規制が掛かるのは非常に大きな問題だと思います。 投げ釣りの待ち(アタリ)時間中に、周囲の小さなゴミを拾ったりする事がやがては大きな成果につながるのではと思っています。(良い行いをする事によって大きな魚が釣れるのではないかという神頼みも含めておりますが・・・) 愛知協会では、協会の大会時に参加者全員で審査会場周辺の清掃活動をしています。 これからも釣り場環境の美化、保全に努めていきたいと考えています。
愛知協会 環境部長 村松省吾
投げ釣りを楽しむ私たちは、釣りが自然と共にあることに常に意識を持ち、その自然に感謝しながら、豊かな自然の維持のために微力ながら積極的にクリーンアップ活動を通じて自然保全に取り組みたいと考えます。私たち全日本サーフの会員が率先して、汗を流し、環境を守るため清掃活動することが、水辺の環境保全や魚族資源等の保護、更には釣り場環境整備など、地道な活動を継続的におこなうこと・・・正に「継続は力なり」を実践し、マリンレジャーを楽しむ皆さんに浸透することを信じて、活動の幅を広げていきいと、考えています。
中部協会 環境部長 佐橋 富清
近年宮城県に於いても立ち入り禁止の漁港が増えています。原因の一つとして釣り人のゴミ問題が取り上げられています。宮城協会では、春と秋に開催する大会に併せてクリーンアップ活動を実施しております。自身で出したゴミはもちろんですが、活動を通じて周辺のゴミも持ち帰ることで、釣り場の閉鎖や海洋環境の保護を目指していきたいと、思います。
宮城協会 環境部長 遠藤 慶裕
釣り人が残すゴミは、北海道でも問題になっています。大好きな釣り場所にタバコの吸殻や空き缶、食事の際に出た袋やアルミホイルが岩場の隙間に挟まっていたり、エサの袋や使い残されたエサがそのまま捨てられ悪臭を放ち、何度となく不快な思いをした事がありました。紙など自然に分解するものなら良いのですが、上記のものはいつまでも残り海にも悪影響を及ばしています。また、切れた糸や仕掛けで海鳥に巻きつき痛ましい姿が時々TVで放送され、マナーの悪さに警告を発信しています。北海道協会では、各個人の出したゴミは必ず持ち帰り、他人が残していったゴミであっても「来た時よりも綺麗に」と、まずは会員から率先してゴミを拾って帰るようにと呼びかけ、綺麗な釣り場、綺麗な海になることを願い、キャスティング会場でも大会後、参加者全員でゴミ拾いを実施し、環境活動に専念したいと思っています。
北海道協会 環境部長 秋田弘司
SDGs目標14.「海の豊かさをまもろう」のスローガンのもと、地球規模で海の環境問題が取り上げられています。四方海に囲まれた長崎では昨年、釣り人のマナーが問題となり、TV、新聞などのメディアで取り上げられていました。私たちがホームとする野母崎で心無い釣り客がコンビニのゴミ箱に釣った魚やオキアミなどが捨てられていた、というものです。 同じ釣りを趣味とする私たちにとって、信じがたく、慙愧に堪えないニュースでもありました。この汚名挽回するためにも、長崎の看板を付けた全日本サーフ連盟長崎協会のメンバーが率先して釣り場の美化と環境保全活動を展開してゆく所存です。
長崎協会 環境部長 吉田 朗
『投げ釣り』という釣りの性格上、そのメインとなるフィールドは一般の方や漁業に従事されている方の身近な場所が多くなる訳でありますから、当然その環境に対する配慮はより重要であり、見方を変えればそうした部分で無神経なキャスターは言語道断と考えます。また千葉協会会員が主に楽しませて貰う首都圏に近い釣り場は、ご他聞に漏れずファミリーを含めた多くの釣り人が訪れ、他の釣りを愛好する方々も多く、我々全日本サーフ会員のマナーはその模範とならなければとの自覚は相当に高いと自負しております。ですが、具体的な協会としてのパフォーマンスを考察すれば会員居住地と釣行範囲に関してかなり広大となっている現状があり、クリーンアップ活動についても参加人員の確保が難しく“質より量で”と本年は場所を変え複数回の実施を予定しました。千葉協会と致しましては特定した地区自治体や団体との連携等はこうした現状を踏まえ、今後の課題として検討してゆきたいと考えております。
千葉協会長 町田 富士雄
拾うだけでは決して解決しませんが、海ごみの問題や実態を少しでも多くの人に知ってもらい、クリーンアップ活動を通じ私たち一人ひとりが普段の行動を変えるきっかけとなるよう、努めていきたいと思います。
北陸協会 環境部長 田村 政貴
三重協会では何年も前から年に一回から二回のペースで釣り大会と平行して周辺の清掃を行ってきました。しかし、三重協会内ではキャンペーンをするからゴミ集めをしようではなく、毎回釣行した時、自分の出したゴミは必ず持ち帰る。その時、自分の周りのゴミも一緒に持ち帰る。を合言葉にしています。
三重協会長 藤岡 良紹
ゴミ袋の持参。自分の周りのゴミを拾う。 簡単な事です。袋がない時など、釣り人は必ずと言って良いほどクーラーは持っています。 その中に入れておけば自宅までお持ち帰りが出来ますので良い事だと思います。 また、周りの釣り人の方に声掛けもしていきたいと思っています。
大分協会長 井上 利治
協会単独での大掛かりな活動は、現状では難しく思いますが、5年ほど前より知己の市会議員が中心となって行っている水軒地の一文字周辺の清掃活動に参加しています。初めの内は数人程度の参加でしたが昨年から協会行事にしたこともあり、10数名参加してくれました。 今後はこれをさらに発展させていく予定です。また最近は釣具店も独自に釣り場のごみ収集をおこなっているようなので、日程さえ合えば合同でおこないたいと思っております。
和歌山協会長 伊東 正八
私たちの趣味で有る釣りは、錘や仕掛けのロストなどを考えると自然環境に対し少なからずリスクが有ります。その為リスクを最小限に抑える必要があります。東京協会では、協会行事並びに投げ釣り教室でのクリーンアップ活動を行って来ましたので、今後も継続すると共に、ゴミが出ない・出さない工夫をし、環境リスクを減らして行きたいと考えています。
東京協会長 井上 富浩
近年、環境美化活動が盛んになって来ていますが、綺麗な海や砂浜は少なくなりつつあります。そんな中で、率先して環境美化に対する意識を向上していきたいと思います。クリーンアップ活動に、多くの人の参加を得て綺麗な浜で気持ち良く過ごす事の大切さを知って頂き、ゴミを一つでも無くす心構えを身に付けてもらいたいと思っています。クリーンアップ活動の肝心な事は、一人一人が心がけること!その心が、思いやりにも繋がると僕は信じています。
島根協会 環境部長 土井公明
第56回クラブ対抗キス投げ釣り選手権大会時に、ゴミ拾いを行いました。 今回は、大会日程を1ヶ月遅くしたためキスの魚影が濃く、みなさんキスを釣るのが忙しく、また大変暑い日だったこともあり、ゴミ拾いにまで手がまわらなかったかもしれませんね。 しっかりとゴミ拾いを行った方々には感謝致します。